少子化と「勉強しなさい」
うちの両親が偉かったのは、「勉強しなさい」ってこどもに言わなかったことだ。
あまりに親がそういうことを言わないので、不安になって勉強したことがある。
これとちょっと似てるけど、あまりにも「産みなさい」って言われると
産みたくなくなっちゃう。特にあたしみたいな天邪鬼は。
「あ〜別に産まなくてもいいよ〜。他に楽しいこともいっぱいあるしね。
ま、産みたくなったら産めば〜。フンフフ〜ン♪」
くらいの明るいノリで攻められると、考えちゃう、かも。
ウソ、かも…。
でも別に「一生こども生まない」なんて思ってるわけじゃないけど。
でも、今あたしの周りにいる「こどもがいない女子」の中には、
あまりにもこれまで「産みなさい」って言われた結果、
「あたしも少子化の一因」と罪悪感を感じている人がいる。
独身、既婚者も含めて。
以前、独身の友人から
「早く結婚してこども産んで少子化に貢献しなきゃ、って思わない?」
って言われてきょとんとしたことがある。
また、既婚者の中には不妊治療を受けている人もいたりして、
彼女たちのことを考えるといたたまれない気持ちにもなる。
でも、あたしは、こどもを産んでいないことに対して罪悪感は感じない。
あたしの昔からの友人達の多くもそうだと思う。
前出の彼女たちは真面目に考えすぎ、大上段に構えすぎだと思う。
偉そうな言い方かもしれないけど。
みんな、国のために生きてるわけじゃないでしょう?
結果として国のためになればいいとは思ってるかもしれないけど。
その前に、自分が幸せに生きる権利があるんだから。
ちなみに、あたしは
「早く結婚して少子化に貢献しろ」
っておじさんに言われるたびに、
「あー、結婚の予定はないんですけど、出産の予定はありますよー」
って答えることにしている。
で、ギョッとしたおじさんを放置するのがとても楽しい。バーカバーカ。