busy

早朝に起きたので、しばらくワールドカップを眺める。
午後からは、ちょっと忙しく過ごす。
英語→お茶→美術館→飲み


お茶のお菓子が葛まんじゅうで、あー夏だなーと思った。
少し前にいただいたお菓子は枇杷だったのに。
はじめ枇杷だと分からず、「スギ花粉ですか?」と先生に尋ねたら
「顕微鏡のぞいてるんじゃないわよ!」と怒られたっけ。


美術館でゆみこと待ち合わせ。
「喉が乾いたー」というので、まずはカフェで白ワインとビール。
鴨居令展。んー、どうなんだろ。今イチかな。
彼が弱い人間だったということは分かった。
弱い人間が嫌いなわけじゃないし、むしろ好きだ。
でも、彼のことはそんな好きになれなかった。


作品解説が弱気で面白かった。
寓意の説明が「○○とは考えられないだろうか」と投げかけ調。
メモをとっていると「ボールペンはダメ」と鉛筆を渡される。
何がダメなのかを説明してほしかった。
ちなみにメモったのは鴨居令の作品自体についてではなく、
彼がインスピレーションを得たという閑吟集の言葉だった。


元々私は、彼の姉である鴨居羊子の方に興味があって、
彼女の企画展もあるというから、足を運んだようなものだ。
昔なんかの雑誌で彼女のことを読んだことがある。
新聞記者だったのに突然下着デザイナーになるなんて、
そりゃあ何があったのか知りたくなるのが普通ですよ。


結論。今回は彼女のことをあまり知ることができなかった。
残念ながら展示作品が少なすぎる。1つかわいいドレスがあったけど。
時間が合わなかったので、彼女の監督作品である「女は下着で作られる」を
見られなかったのだが、そのことを悔しいと思わせるものはなかった。


美術館を出て運河沿いに歩くと、隣接するAIG本社ビルのロビーで
ピアノコンサートをやっているのが見えた。
ピアニストが観客にお尻を向けて演奏していて、なんだか滑稽だった。


居酒屋で酒飲む。
「最近思うんだけどね。20歳くらいの何も分からない内にお見合いとかで
結婚しちゃった方が、よっぽど今幸せになってたんじゃないかって」
「あー思う思う」
「県外の大学じゃなくて、その辺の地元の短大とか行ってたらどうなってんだろ」
「それこそさっきのAIGのコールセンターとかで働いてるんじゃない?」
「確かに(笑)」


知らぬが花とは良く言ったものだ。
でも、あたしたちはもう知ってしまったのだ。ガビーソ。


途中でそのこも合流して3人で飲む。
中学の頃、ゆみこが授業中にアメを投げて寄こしてくれた話になって
あーそんなこともあったなーと思い出してる内に、頭痛が…。
タラタラ飲んでたからかしら。