角打ち

今日はずっと前から約束していた「角打ち」体験の日!
最近のこじゃれた立ち飲みではなく、酒屋の一角に設けられた
本当の角打ちに連れて行っていただいた。


角打ちの難点は、閉店が早いこと(20時とか21時とか)。
なかなか普段は行けない時間なので、
「この日は何が起きても行く!」と決めていた。
じゃないと行けない。


でもやっぱり、なかなか定時に退けることなんてできなくて、
20時閉店のお店を目指して会社を出たのが19時半過ぎ。
友人いわく「本当の角打ち(酒の値段が酒屋の定価)」に行き、
酒箱が座布団代わりに敷いてあるビール箱に座る。


ビール大瓶が320円!
鰹節とねぎと柚子こしょうがたっぷりの湯豆腐をポン酢で食べる。
隣のおっちゃんからビール1本さらにおごってもらう。
ここのご主人がしっかりした方なので、隣のおっちゃんの絡みが過ぎると
きちんと注意してくれて、「あんまり相手にしなくていいよ」と言ってくれる。
よっちゃんいかにも引かれたが、20時で閉店なので次へ。



次の店では日本酒を立ち飲み。
途中で買い物に来たおっちゃんが、我々に
「かっこいー!」と言って出て行ったが、わざわざ戻ってきて
「間違えた。君ら彼氏作れ」と言ってまた出て行った。


本当にその通りだと思います。


無口な店主だったが、彼が文庫本を手にとった時に
「何読んでるんですかー?」とおすぎとピー子ばりにハモって聞くと
恥ずかしそうに今読んでる本について訥々と話してくれた。



さっと飲んでさっと帰ることができるから、時間も無駄にしない。
もう少し遅い時間まで開けてくれていたら…と心から思う。