勇気

謎のコミュニティの送別会に参加。
私がここの飲み会に参加させていただくようになったのはわりと最近。
メンバーは皆私よりずっと年上で曲者でアクが強くて口が悪い人々である。
今日も、のそのそとやってきた私に向かって
「ここに参加したいというお前の気持ちが理解できない」
「本当は心の底で不毛な飲み会だと思っているだろう」
「早く目を覚ましてここから出て行け!」
など、これ以上ないくらいのあたたかい歓迎の言葉をかけてくださった。


彼らは、もし私が当事者だったら間違いなく尻尾を巻いて逃げ出すだろうな、
そして、それまで振りかざしていた理想論なんてあっけなく投げ捨ててしまう
だろうな、というような場面(つーか修羅場)に何度も遭遇している人々だ。
(私、仕事してて命の危険を感じたことは、まずないもん。)


しかし、彼らは斯様なリアリズムの中にどっぷりと身を置く一方で、高い理想も
持ち続け、すばらしい仕事をしている(少なくとも私にはそう見える)。
私はそれがとても不思議で、その理由が知りたくて、コバンザメとして
彼らの宴席に参加させてもらうようになった。
彼らはなんだかんだ言いながら、コバンザメともちゃんと話をしてくれる。


彼らと会って帰宅すると、いつもヘロヘロになっているのに気づく。
そして、ベッドにもぐり込んだ後、私の頭の中では、決まって「勇気」と
いう言葉がぐるぐると回る。
私はどうしたら彼らのように「勇気を持って行動できる大人であり続ける」
ことができるのだろうか。
いやいや、その前に私は今ですら、勇気を持って行動できていないではないか。
そんなことが、ぐるぐる、ぐるぐる。
そしていつの間にか眠っている、というのがパターン。


元気!(元気!)
勇気!(勇気!)
ポンポ ポンポ ポンキッキーズ
あー、風邪ひどくなるかも…。


言っとくけど、陸自の集まりじゃないからね。