久しぶりの完全オフ

朝、いつもの時間に目が覚めた。
一瞬ハッとしたが、「もっと寝てもいいんだよ」と自分に言い聞かせて二度寝
9時半にまた目が覚めた時、気づいた。


頭の芯が痛くなくなっている。


毎日ちゃんと数時間寝ているのだが、頭の芯の方に寝てない部分があった。
そこが痛かったんだけど、それがとれていた。
でも、実はその頭の芯の痛みには、今朝まで気づかなかった。
なくなった時にその存在に気づくなんてね。ちょっと気持ち悪い。


夜、ささくれ立った心を少しでも潤そうと、桜を見に出かけた。
すると、こども数人が枝をゆさゆさと揺らして、桜を散らしていた。
このくそガキ…。人が楽しもうとしている桜を…。


周りを確認すると、明らかに親らしき大人が数人いるが、子どもの行動に
見て見ぬふりをしている。
こういう時、まともに注意すると、最近の親は逆ギレする。


そこで。子どもに向かって
「あああああああ!桜が散ってるうううううう!かわいそおおおお!」
と叫んでみた。
子どもはビクッとして散らすのをやめた。フン。


良くこういう時に「親の顔が見たいわね〜」と聞こえよがしに言っている
おばはんがいるが、どんなバカ親でも子どもにとっては大事な親なわけで、
そんな言葉は聞きたくないに決まってるから、いや〜な気持ちになるはず。
もしかしたら反抗的になるかもしれないし、親もプチッと切れる恐れもある。
こどもが自分で「これは良くないことだ」と気づくのが早いし、大事。


とはいえ、私も小さい頃にはいろんなイタズラをやっていた。
近くのお屋敷のツツジを摘んでは蜜を吸って、ツツジを裸にしたこともある。
イタズラは楽しいし、こどもの特権だ。やった方がいいと思う。


ただ、イタズラは「大人に見つかったら怒られる!」というスリルのもと
「こっそり」「隠れて」やるものだ。
さっきのこどもがやっていたことは一見イタズラだが、周りの大人が見ている中で
堂々とやっていて、しかも怒られていない時点で、イタズラじゃなくなっている。
だから、「イタズラと本物の悪事」「やっていいこととやっちゃいけないこと」の
区別がつかなくなっちゃう。そしてそれは大人のせいだ。


ちなみに、私、ツツジの花は枝に戻して、体裁は繕いました。おほほ。