大根

美輪様が言う。
「『そのままの私を愛して』とは、馬鹿が言うこと」


畑の泥大根のままでは食べることができない。
それをきれいに洗って、おいしく料理して、
やっと食べられるようになるのよ。


はたと気づいた。
あたしはその泥大根以下だ。


泥大根のままでも「愛されたい」と思うだけまだいい。
あたしは首まで畑の土の中に埋まったまま、
「愛されたい」とも思っていない大根だ。


以上、メイクとる気力もなく寝てしまった夜が明け、
鏡を見た時に考えたこと。


くそー、今日はエロエロスーツで出勤してやる!