ショートカット

失恋したから髪を切る。
そんな女子はもうあまりいないと思うが、
確かに髪を切ると気分はかなり変わる。
というわけで、髪を短くカット。
ショートカットのためのショートカット。


気分を変えて、ちょっとしたミーティングへ。
まずは唐津市長の坂井氏の講演を聞く。


彼がホテルマン出身だということは知っていた。
しかし、ホテルマン時代に宿泊客として訪れた岩国哲人氏と出会い、
数十分間「サービスとは何か」という話をしたことがきっかけで
1ヶ月後に彼から電話がかかってきて「一緒に働こう」と言われ、
それから政治の世界に身を投じた、というエピソードは初耳だった。


学生の頃、加藤秀樹の授業のゲスト講師として岩国氏が来たことがある。
彼の話は非常に分かりやすくて、「あーこれが政治家か」と思った。
もしかしたら坂井氏も秘書として藤沢に来ていたのかもしれないな。
真面目に政治家の話を聞いたのは、小学校以来だった。
その時は、当時の社会党の石橋党首の話を聞いた(親の思想がバレる)。


坂井氏の話は圧倒されるような内容ではなかったが、現実的で良かった。
久しぶりに人の話を聞きながらメモをとったりする。


その後、各地で活動をしているコミュニティリーダーと話す。
坂井氏の話を聞いても、リーダー達と話していても、思ったこと。
結局何の分野においても「人をどう(発見し)育てるか」が重要なんだな。
一番結果が出るのに時間とお金がかかって、成功率も高くはないけど。
でも、それをやらない組織や自治体やコミュニティは潰れる。


市町村合併についても久しぶりに考えた(おいおい卒論のテーマだろ)。
この問題は「このままじゃ市町村の財政やばいっすよ」というとこから
始まった話だから、そもそもバラ色の将来なんてゴールにはない。
なのに、そのことを一般人には知らせずに、とにかく目先の結果を出すために
変なアメあげたり、おいしそうな餅の絵なんて描くから、話がこじれている。


まあでも今になって、そもそも論を講じても遅すぎるわけで。
とにかく、何も考えず、何も行動しなかったら、我々のコミュニティは廃退する。
そういう意識を住民が持って、本気で住民自治をやらなくてはならない。
そのためにはまず行政はとにかく情報を出さねばならない。
プラスのものもマイナスのものも(プラスのものはあんまないけど)。


なーんてね。
「合併のメリット&デメリット」とか「メルクマール(なつかしー)」とか
基礎自治体の受け皿としての体力」なんていうキーワードをつないで
とにかくレポート書いてたあの頃のあたしに聞かせてやりたいよ。