最近の若者2

「latin姉さんに会いに来ました」
2つ年下の女の子が会社にやってきた。なんかのついでらしい。


彼女は私の妹と同級生なので、元々顔は知っていたのだが、
ジムで会うようになってから、言葉を交わすようになった。


彼女の実家は小児科医院をやっていて、彼女は数年前からその隣で
認可外保育園を経営している。
好条件を活かし、病児の一時保育もやっている。
アットホームな雰囲気が好評で、私も良い噂を耳にすることが多い。
この春から小学生対象の学童保育も始めたようだ。
「クルマで小学校まで迎えに行ってるんですよ〜」と笑っていた。


最近の関心は「地元に住む外国人ママの育児ストレス」らしい。
3歳児未満の在宅子育てママは、なにかとストレスがたまることは良く
知られている話だが、「外国人のママはさらに大変なんです」と
留学経験を活かしたボランティアもやっている彼女は言う。


「父親のところに診察に来るママ達もいるんですけど、かなり大変そうです。
言葉が分からないから病院に行くのも不安だし、地元の育児支援サービスを
知ったり利用したりすることもなかなかできないみたいで…。
私の友人もママの通院に付き添ったりしているんですけど、言葉も色々だから
なかなかサポートも難しくて。
彼女達が気軽に頼れるような拠点を作りたいんですよねー」


しかし、あんたも良くがんばるよね…。
なんでそんなにがんばるのよ?


「いやー、保育園なんかもやってますけど、マジでこういう仕事って
全然お金にならないんですよ。でも、お金じゃないんですよね。
子どもを育てるってとても大事なことだと思うし。
誰かが絶対がんばらないといけないんです。私の婚期はまた遅れるけど…」


最近の若者はすごいなあとまたもや感心。
それと同時に、異国の地で子育てを立派に、しかも楽しそうにやってる
まいちゃんはすごいなあと思うのであった(はせがお世話になります)。