素敵な人生


波乱万丈の人生を送っている知人がいる。


彼女は栄光と没落の両方を経験した。
旦那さんがガーッと事業に成功して、パーッとはじけて、
その後は結構大変なことになった。
旦那さんは浮気もしまくりで、それは没落してからも続いていて、
他に家庭を作ったりもしちゃった。


でも、彼女はこう言う。
「でもね、幸せだった頃のことを思い出すと
本当に素敵な気持ちになるの」


すごいな、って思った。
でも、なんとなく分かる。その気持ち。


これはまた違う家庭のことだけど。


白州正子が陶芸のことで語り合って朝方帰ってくると、
白州次郎は既に起きて畑仕事をしている。


「おはよう」
「おはよう」
挨拶を交わす。


そういった人生、素敵。
お互いを個として尊重しているところが。


でも、結婚もしないうちからそういう人生に素敵を感じる私って…。
どうなんだろう…?


きっと普通の幸せは手に入れられないような気がムンムンします。
プリンシパル