恋の終わり
帰宅してテレビをつけたら、全く知らない男子達が歌を歌っていた。
「いわゆる失恋ソングです。自分の失恋を思い出して聞いてください」と言う。
ほう。聞いてやろうじゃないか。
その歌詞がちょっと耳に止まった。
確か、「恋の終わりはやさしくなれる」みたいな内容。
恋の終わりに、君が初めて自分から身を寄せてきた、とか。
最後の夜だから、少しでも君のそばに長くいたい、とか。
え…マジで言ってんの?ばっかじゃないの?
#ああ、また敵を作ってしまう…。
たぶん「君」は女子だ。ホモ設定じゃなければ。
で、「君」がそういう行動を起こしたのはきっとこんな理由じゃないかと。
1)なんとなく申し訳なくて身を寄せてきた(自分から別れたかった)
2)相手が人のものになるのはなんとなく悔しい(自然消滅系?)
3)最後になんとか体でつなげないか試してみる(「君」は未練たらたら)
恋愛経験が少ない私が考えても、すぐに3パターン思いついた。
だのにー、なーぜー。
その理由を「恋の終わりはやさしくなれる」の一本で考えられるんだ?
私には理解不能だ。想像力が欠如してるんじゃないか?としか思えない。
それでも別にいい。一生それで食っていけるような歌が作れたなら。
でも、さっき歌を聞いたばかりの私でさえ、メロディーは覚えていない。
さらに言えば、その歌のタイトルは「愛してる」だった。
愛してる。愛してる?愛してる!愛してると言ってくれぇー!
ぜーはーぜーはー。
彼らがあと10回ほど失恋した後に作った曲を聴いてみたい。