形成外科にて

ちょいとやけどをした。
人生にじゃなくて、リアルやけど。
跡が残るのはやだなーと思って、病院に行った。


私の前に幼稚園の女の子が診察室に入った。
片足を固定されていて、ケンケンでぴょんぴょんと
飛びながら元気に診察室に入っていった。


しかし、それから30分間にわたって、待合室にいる我々は
彼女の阿鼻絶叫を聞かされることとなる。


「いーーたーーかあーー!ぎゃー!いたかって!」
「ママー!ママがいいー!」
「もうよかやろー!ぎょー!」
「それ、それはいやー!うわーん!」
「いたかって言いよるやろー!」
「いたくなかごとするって言ったたい!嘘つきー!」


やっぱある意味元気の良い娘さんであった。
かもたまに方言を挟むことで、とてもおかしくなるポイントがあって、
かわいそうだなあと思いつつ、笑いがこみ上げてきたりした。


診察室から出てきたら元気だったよ。
「嘘つき」呼ばわりされた先生は、少しぐったりしてた。