食事

あたしはものすごく頑丈な体型をしているけど、
実はあんまり体力がなくて、良く体調も崩す。
でも、これでもだいぶ強くなった。
「中学生の頃は、毎週土曜日に熱発してた」
今でも母が感慨深けにそう良く話す。


今のあたしが一番見直さなくてはならないのは食生活だ。
それは十分に良く分かっている。
でも、きちんとした食生活には時間とお金がかかる。
忙しいと、どうしても後回しにしてしまう。


こないだゆみこと美術館で昔のヨーロッパの絵を見た。
あたしは前から不思議に思っていたことをゆみこに聞いた。
「ねえねえ、昔って今より栄養状態悪いじゃん?
でも、どうしてこの女性たちはこんなにふくよかなの?」
「憧れなんじゃないの?」
ああ納得。


でも、今は憧れなくても太れる。
というか、お金持ちじゃない方が太りやすい。
日本でもアメリカでもそうだけど、でっぷりと太った貧困層の人を良く見る。
お金がかからずに、というか、お金をかけないと、高カロリーな食事を
することが多くなっているのだと思う。
パラドックスなんだけど。


私は大学生の頃にものすごく太った。
その頃は欲しいものを買うために食費を削っていた。
安い食費でお腹いっぱいになろうとすると、カロリーが上がる。
それは参考にしようと思って購入した「主婦のための」料理本からも分かった。
お肉を薄くして衣を厚くするという技も紹介してあった。


それだけならまだいい。まだ。おうちで作っているから。
ファーストフードにはまってしまったら、ローリングしないストーンだ。
何度も何度も使って酸化した油で揚げる肉。
ううう。ファーストフードと言うと「自分は食べてないも〜ん」と言いがちだけど、
そうじゃなくて、お弁当屋さんでも、コンビニ弁当でも、カップラーメンでもそうだ。


食べちゃうのはしょうがない。食べなくちゃしょうがない。
もしくは、食べたくてしょうがない。そういう時ってある。
でも、「食べちゃってる」という意識を持つかどうかによって、
その後のフォローが変わるとは思う。


完璧な食生活を送るのはとても無理。
でも、もう少しフォローアップすることは可能じゃないかしら。
あたしも、もうちょっとがんばってみます。
このままだとおデブへの道まっしぐらだもの。