踏絵

遠藤周作文学館へ。
もう10回くらい行ってるような気がする。
またちょっと展示品が変わっていて楽しめた。


私はいつもここに来ると「私だったら踏絵を迷わず踏む」と思う。
すごくデリケートで難しいネタにずかずか踏み込んでいる悪寒がするけれど、
シンプルにシンプルに考えた後、私がいつも出す答えはこれだ。


大切なことは自分の心の中にあればいい。
自分の中で説明がつけばそれでいい。
宗教は、その最たるものだ。


でも、形がないものを信じるのは結構難しい。
だから、何か形が欲しいなあと思う。
宗教文化とか結婚指輪とかもそうかな。


なんて、すごく危険な発言をしたんだけれど。
ちょっと驚いたことに一緒にいた友人が同意した。
「うん、自分も踏むな。大事なことは自分の心の中で思えばいい」


この日の長崎はものすごい濃霧で、文学館の周りも超ミルキーだった。
携帯の天気予報が「午後、突然晴れます」だったので、コーヒーフロート
なめなめ待ってみたけど、昼間はダメだった。


夕方、確かに突然晴れたので、展望台から今私が住む街を眺める。
なんとなくセンチメンタルになっちゃうわよね。しょうがないわよね。