ケンチク

友人が建築をやっていた関係で、スペイン放浪中も良く建築を見に行った。
私は建築のことは良く分からないけど、友人が
「ガウディが作った中で、一番良いのはグエル公園ー」
と言い放った時は、正直ほっとした。
みんながガウディマンセーになる気持ちは私にはようわからん。特に日本人。
ガウディを許容し、育てたスペインの国民性はとてもすばらしいと思うけど。
あんな床がボコボコの家とか住みたくないっつーの。


モネオの一生懸命さと無骨さには愛着が持てたし、
ボフィールが郊外に作った建物は、スキッとしてかっこよかった。
ミースのバルセロナ・パビリオンの美しさには素直に感動した。
でも、バルセロナ・パビリオンに関しては、あそこの係員があの建物の
愛してないというか、理解していないことに非常に腹が立った。
「そこに玄関マットを干すなよ!」
「そこにペットボトル置くなよ!猫除けかよ!」
と悪態をつきながら帰った。


そういう意味ではジョアン・ミロ美術館は出色。
ミロのことを本当に愛している友人が建てたあの美術館は、
「この作品」のための「このスペース」がきちんと用意されていて、
それがとても心地よくて、あったかいものが胸に満ちるような気がした。
ミロのことを好きでない人も、それを感じることができるんじゃないかな、
と思うくらい。


しかし、友よ。
せっかく見たコルビュジェのことを忘れるんじゃないよ…。
私は見てないけどさ…。


夜、Kちゃんも入れて5人で台湾料理屋。
店に顔を突っ込む龍に嬌声を発した後、ビールと紹興酒をごくごく飲んだ。
今日もただただ飲みまくり。干し大根オムレツ大好きー。


先輩とKちゃんと3人と2次会。
さすがに疲れてこっくりこっくりしていたら、
「しばらく寝てな」と言われ、お言葉に甘えてクッションを抱いて寝た。
一生懸命遊ぶために日々体力づくりに励む私だけど、そろそろお疲れモード。