血は争えない

実家に帰ると、朝は絶対にメーメージュースを飲まされる。
庭産ゴーヤ、にんじん、バナナ、リンゴ、牛乳or豆乳などがその主な成分
朝起きるとジュースの入った大きなマグカップをどかんと目の前に置かれる。


朝、メー子はジュースの他に、必ずヨーグルトを摂る。
きなことブルーベリーソース添え、たまにシリアルを入れているようだ。
この組み合わせは「貧血を改善し、免疫力を高める」と彼女は信じている。
ピュアなメー子は、これとジュースをずっと続けているが、最近になって
本当に貧血が改善されたらしい。
2週間に1度行う血液検査の結果を聞く限り、これは本当。
この組み合わせが良いのか、メー子のマインドコントロール力がすごいのか、
その真偽のほどは定かではない。


で、私がぼーっとジュースを飲んでいると、メー子がキッチンで吠えた。
「きゃー!!きなこと間違ってすりゴマ入れちゃったー!!」


私もそれ、昔やったことあるよ…(ここでも書いたけど)。
じゃりじゃりして気持ち悪いんだよなあ、とため息をつきつつ新聞を開く。
DNAの存在を感じた一瞬。


夜、ダンスのレッスンを汗みどろになってこなした。
こんな激しい筋トレやるダンスレッスンって一体…と思いながら。
ダンスの後、久しぶりに焼肉。
最近の貧乳事情を話すと、
「それは肉を食べないからだよ!脂肪が足りないんだよ!」と
A-5の肉をたんまり食べさせてもらった。
とてもおいしいけど、あんまり量は食べられないね…。


友人たちの「送るよ」という申し出を丁重に断り、月見をしながら家路につく。
明日あたり満月かしらん。