ホームグラウンド

先日お能があった浦上天主堂近辺は、10数年前の私のホームグラウンド。
灰色の制服を着ていた2年間と、紺色の制服を着ていた3年間は、
あの辺りをうろんころんしていた。


松山から浦上天主堂への道を数年ぶりに歩いている時、
ゆみと一緒に良く通学&帰宅をしていたのを思い出した。
たぶん最近頻繁にやりとりをしているからだ。


高校に向かうスクールバスの中では、ほぼ毎日小テストの勉強をしていた。
教室に着いた途端始まるテストに備え、英単語やら古語やら数学の解法やらを
必死で暗記しまくっていた。
あれが私達の学力upにつながったのかは非常に疑問…。
でも、あの勉強を家でやっていたと思われる徒歩通学の子は偉いなあ。


ていうかあの高校頭おかしかった。


生徒がタクシーで通学することが固く禁じられていた。
でも、人間寝坊することはあるし、スクールバスに乗れないことだってある。
この言い訳の時点で私が真面目な学生じゃなかったことがバレバレ…。
だからタクシーで学校に向かうことは実際良くあった。
ただ、抜き打ちで教員によるタクシー狩りが行われていて、見つかったら
かなりうざいことになるので、遠くで降りたりしていた。


その前になぜそんな遅刻を恐れるかというと、もし遅刻したら
全校放送で呼ばれて、昼休みにさらし首にされるから。


そんな頭おかしい高校だから、夏休みには
「ホテルに缶詰の学習合宿」というものがあった。
私とゆみはその学習合宿が行われるホテルにタクシーで乗り付け、
先生に怒られたなあ。ゆみはもう忘れてそうだけど。


そんな中、帰宅中に甘いものを買って帰るのは楽しみだったんだけど、
好きなケーキ屋は異なっていたので、同じケーキ屋で買って帰ることはなかった。
今考えたらこれはちょっと変わった女子高校生同士だったんじゃ…。