終わりた

とうとうSATCのラストシーズンの「最後の1本」に手をつけてしまった。
続きがないと分かっているものを観るのはなんだかとても切なくて、
ビデオ屋で貸出中になっているのを見てホッとしちゃっていたのだが。
つい借りてしまって、そんな感情を味わうのも終わり。


なんか内容盛り沢山だった。ところどころウルウルしちゃった。
わざわざこんな作り方にしなくてもいいのよー。くすん。
面白かった。まあ「こりゃあり得ないよな」っていう状況はあったけど。
欲求不満な終わり方じゃなくてほんと良かった。
でも、最初から最後まで、ビッグのことをかっこいいと思った瞬間が一度も
なかったのは、少し寂しい気もする。


SATCには、ドレスアップしてディナーやデートに出かけるシーンが良く
出てきて、あーこういうのやってみたいなーと思ったりした。
彼女達はセレブだからだよ、と言う人もいるかもしれないし、もちろん
それもあると思うけど、それだけじゃないと思う。


少なくとも私には、昼と夜のON/OFFの概念があまりない。
昔、ウェディングプランナーのはしりのような仕事をしていたおば様から、
「日本の女の子は昼と夜のメイクが全く同じ。それじゃダメ」と言われた。


林真理子も、「海外に行くと、どんなにブサイクな編集者でも、夜の
レセプションで会うときれいにドレスアップしていて、昼に会った人と
同じ人だとは気づかなかったりする」と書いていた。


まあ、文化の違いといってしまえばそれまでだけど、そういう心がけを
するかしないかで、女子力にも違いが出てきそうな気はする。
仕事が終わって遊びに行く時、一度帰宅して着替えるとまではいかないまでも、
ちょっと洋服に変化をつけたり、メイクを変えたり(これはたまにやるけど)
するようにしてみようかなあ。


なんて思っていると、パリのプラザ・アテネが出てきた。
ロシア人とその娘がキャリーを待ちうけていたあのサロンで、
私もコーヒーを飲んだことがある。
カメラやらDVカムやら三脚やらを脇に置いて、雰囲気をぶち壊しながら。
サンドイッチをつまむ時間もなく、一瞬の休息だった。
その後バスで移動しながらチーズ挟んだフランスパンかじったさ。


やっぱり、ドレスアップして夜出かけるのは向いてないかも…。