フレンチ

今月はアホみたいにバタついている。
仕事の要領が悪いせいもあるけど、やるべき業務以外の雑用が多すぎる。
でも、後で何か不都合が起きたら私のせいにされるのが目に見えている。
それは非常に癪にさわるので全部やってやる。以上、愚痴終わり。


いくらバタバタしていても、ご飯は食べる。
ヤケクソみたいだけど、今月になって2回フレンチをいただいた。


1回め。1年ぶりに家族全員が揃うことになったので。
チャンスは休日ランチ1回しかないという相変わらずのバラバラぶり。
去年、そのお店が移転してからまだ行ったことがなかったので
楽しみに出かけると、超満員。予約してて良かった。


そのお店の名前はフランス語で「豚足」という意味。
雰囲気はちょいカジュアル。豚さんを使ったお料理が得意。
この日のメインも豚ロースのビール煮込み。柔らかくておいしかった。


帰りにお店のドアノブを見ると、金色の豚足の形をしていた…。
気になってたずねてみると、本物の豚足を買ってきて型をとったのだそう。
「これだけは絶対にやりたかったんです」とマダムも満足顔だった。
ものすごく費用はかかったらしいけどね。


2回め。予定日を2週間後に控えた妊婦たってのご要望により。
「子連れじゃ行けないフレンチがいい」っていうんだもん。
この日は大変申し訳なかった…。予定よりも仕事が長引き、数十分遅刻。
さらに携帯がブルブル震えるたびに、数回席を立たざるを得なかった。
ほんと、ごめんなさい。


こちらは結構クラシックなお料理が続くフルコース。
白子のフライのリゾット添えが良かった。酒飲み向きメニューで。
メインの佐賀牛のステーキは普通っちゃ普通だったかも。


話してる内容は非常にドロドロしていた部分も多かったので、
お腹の赤ちゃんに聞こえなかったことを切に祈ります。
1人でワイン1本空けた。


こういうふうにゆっくりと時間をかけて食事をすると、
パンで済ませることも多い普段の食事内容の貧相さを痛感する。
と同時に、いくら内容が貧相であっても、毎日ひもじい思いをすることは
ないという幸せについて、感謝の気持ちを忘れがちであることにも気づく。


雑な食事をしていると、いつしかそれに対して敬意を払うことを
忘れてしまうんだな。反省。
とは言っても、眞鍋かをりのように1人フレンチはしないけど。