ちゃんぽん

飲み会の後、開いていたちゃんぽん屋で2次会。
あたし達の後から1人で入ってきた男性がカウンターでちゃんぽんを注文した。
日付が変わりそうな時間だったけど、きちんとスーツを着ていた。
残業帰りかな?なんて思っていると、しばらくしてちゃんぽんが出てきた。


彼は、出されたちゃんぽんに一口箸をつけるや否や、「お勘定」と言った。


マスターが「どうかなさいましたか?」みたいなことを聞いたが
「いや」か何か言って、店を出て行った。


お前は海原雄山か。


あたしはああいうのが嫌いだ。
客から金をとる以上、プロとしてちゃんとした料理を提供すべきなのは当然。
あんな小さくて汚いちゃんぽん屋でもそれは同じ。
あたしだってまずい食べ物が出てきたらイヤだ。


彼はそのちゃんぽんを「まずい」と思ったのかもしれない。
特にちゃんぽんとかラーメンの「おいしさ」は、「好み」に拠るところが多い。
でも、上に載ってる野菜くらいは食えるんじゃないか?
少なくともあたしは食べれる。どんなまずいちゃんぽんでも。


つーか、食べ物を粗末にする人は嫌いだ。