サノマザ
そういや昔さあ、村上春樹が書いてたよね。
サノバビッチとかマザファッカーとか、訳す言葉が少なすぎるって。
それらを(特にミステリー小説において)、
「薄らトンカチ」とか「能天気野郎」とか「唐変木」って訳すのは
ちょっとおかしいんじゃないの?
私たち今さー、そんな言葉使わないじゃ〜んって。
だから、サノバビッチとかマザファッカーとかは、
「ヴァーチャル・リアリティ」みたいに、そのまま翻訳用語として
定着させましょう。名付けて「サノマザ運動」。
確か村上さん、そんなこと言ってたよね…?
で、急にそのことを思い出して本を漁ってて、行き当たった。
「うずまき猫の見つけ方」
ああ、これだ。
ところで。
ヴァーチャル・リアリティの仲間で紹介されているのが、
「カウンターカルチャー」。
そして、サノマザ運動によって守られるべき、さらなる候補は、
「ハニー」と「メイク・ラヴ」。
このエッセイは十数年前に書かれたものです。
つーかさー。
こんなしてずっと使われるわけ?
作家って大変すぎる。